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新春

 年越の除夜の鐘は、寒波の襲来で例年より寒さがきびしく、されど風がおさまって、独特の静けさの中に新年を迎えました。


 鐘撞きはコロナ禍の影響らしく、少なめで23名の参加。

 感染防止対策の疲れからくるムードなのか、いつもの浮かれた空気がなく、馴染みの参加者は粛々と鐘を撞き、世間話をしながら堂前に手を合わせて、銘々の祈りを捧げて帰って行かれました。


 悩み事のない年などないのですが、疫病の収束を願って「今年はどうか良い年でありますように」と切に思います。


 鐘つきが終わって少しの片づけをしながら、堂前から拝する御本尊の阿弥陀さまのお姿がいや増してありがたく感じられました。




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